間取り

2LDKならLDKプラス2部屋ということ。LDKは「リビング・ダイニング・キッチン」という意味。
一人暮らしならワンルームから1K・1LDKでも大丈夫。夫婦二人暮らしなら、2LDKからがおすすめ。寝室のほかに一部屋あるので、来客が来ても安心です。
お子様がいる場合は子供部屋も必要に。小学生以下二人がいる場合、共同で一部屋使うとして最低でも2LDKが必要。中学生を超える場合、3LDKが必要になります。最近ではお子様の成長に合わせて子供部屋に仕切りをつけれる物件もあります。

建ぺい率

建ぺい率とは、建築面積÷敷地面積で算出されます。建ぺい率は、建物の建つ土地にかかる用途地域によって30%から80%の間で決められています。
建ぺい率という規定は、敷地内に一定割合以上の空地を確保し、建物の採光、通風、防火等の環境条件を確保することが目的です。
また建ぺい率は、増築をした場合にも適用され、もともとある建屋と新しく増築する部分の建築面積の合計が、その土地にかかる建ぺい率の限度を超えないようにしなければなりません。
忘れがちなものに屋根付きのカーポートの増設があります。カーポートが外部で壁がない場合でも、屋根を支える柱がある場合は建築面積に算入しなければなりません。

容積率

建ぺい率と同様に、家の規模を左右するのが「容積率」です。これは土地に対する延床面積(各階の床面積の合計)の割合となります。

土地面積×建ぺい率(%)=建築面積の上限
土地面積×容積率(%)=延床面積の上限

坪単価

坪単価は、建物のコストパフォーマンスの1つの目安としてよく使われます。
建物の「本体価格」を「延床面積」で割ることで坪単価を出すことができます。本体価格3500万円、延床面積50坪の家は坪単価70万円ということになります。

地目

地目は、土地の登記簿に記載されており、土地をその利用状況によって区分したもので、家が建っている土地であれば「宅地」、農地であれば「田」や「畑」といった具合に20種類以上の地目があります。
問題なの地目を変更する必要がある場合です。地目を変更する場合には、農地転用の手続や土地分筆登記を伴う場合があったり、各種書類の作成にも専門的な知識が必要になります

土地面積

坪数と㎡(平米)のいずれかで記載されています。1坪は3.30579㎡です。200㎡が約60坪。

建物面積

建物の各階の床面積の合計のことです。 延べ床面積や建延面積ともいいます。

建築面積

建物を真上から見たときの外周で求めた面積(水平投影面積)のことをいいます。
普通の住宅では、1階部分の面積が広いのでおおむね1階部分の面積が建築面積となります。しかし、1階より2階の面積の方が大きい場合、2階を地面に投影した面積が「建築面積」に該当します。
また建築面積は建ぺい率の計算基準として使われます。

土地の権利形態

「所有権」と「借地権」があります。
「所有権」とは文字通り土地を所有する権利のこと。所有者になれば、その土地を自由に処分(売却・贈与・相続など)することができますが、土地に対する固定資産税や都市計画税を支払う義務が生じます。
「借地権」とは土地を地主から借りて、その上に自宅を建築できる権利です。

道路付け

道路付けとは、敷地のどの方角にどのぐらいの幅の道路が接しているのかを表したものです。例えば「南東4.7m幅」とあれば、敷地の南東方向に4.7m幅の道路に面しているという意味です。
都市計画区域内で、家を建てるには幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。

市街化地域・市街化調整地域

都市計画法により、家が建てられる地域とそうでない地域を区分しています。「市街化地域」は原則として家が建てられる土地ですが、田舎によくある「市街化調整区域」は原則家が建てられません。例外として、農家住宅やすでに開発許可を受けている場合、または既に建物が建っている場合は例外的に家が建てられます。
そのほか「未線引き・白地地域・準都市計画地域・都市計画区域外」は原則として家を建てることができますが、水道、電気などを自分で引かなければならない場合があります。

浄化槽(設備)

設備に記載されている「浄化槽」は、公共下水道が引かれていない家に設置が義務図けられている装置で、生活の中で発生する汚れた水を、きれいな水にして川などに流すためのタンクのようなものです。
浄化槽が設置されていれば下水道が引かれている地域と変わらず水洗トイレが利用できます。しかし、定期的なメンテナンスと耐用年数があるので、注意が必要です。

地勢

地形の起伏、海面との位置関係などを表記しています。別荘地によくある地勢として、「傾斜地」があります。傾斜地は比較的土地の価格が安い傾向にありますが、崩壊や「切土」「盛土」以外に、「地盤改良」の費用のリスクがあります。また「急傾斜地崩壊危険区域」であれば家を建てるのは避けたほうが良いでしょう。
メリットとしては、眺望の良さがあげられます。

プロパンガス(設備)

都市ガスが引かれていない田舎の物件はプロパンガスでガスを供給しているところが少なくありません。プロパンガスは都市ガスに比べて比較的価格が高く4人家族で平均12,000円前後。都市ガスの相場7,000円前後に比べて5,000円ぐらい高くなります。
オール電化も選択肢として検討してもよいかもしれません。